Factors associated with breastfeeding rates at 1 month of age: Focusing on newborn feeding behaviours in a Japanese maternity hospital

富田 綾博士 母性看護学・助産学分野卒業

母乳育児は乳児にとって最適な栄養である。しかし、母親の要因に焦点を当てた研究は多いが、母乳率について新生児の要因に焦点を当てた研究は少ない。 我々は、出生後1日目の新生児の本能的哺乳行動が、生後1ヶ月の母乳率と関連するかどうかを調査した。
日本語版の乳児哺乳行動アセスメントツール(IBFAT)は、乳児の原始反射に焦点を当てている。 新生児の哺乳行動と生後1ヵ月の母乳率との関係を評価するために、初経産ごとにIBFATを使用した。
初産婦では、IBFATスコアよりも、分娩時の医療介入などの母体因子が生後1ヵ月の母乳率と関連していた。 経産婦に関しては、新生児因子であるアプガースコアとIBFATスコアのみが、生後1ヵ月の母乳率と関連していた。 本研究は、新生児の効果的な吸啜を持続させることが生後1ヵ月での母乳育児を成功させるために重要であり、母乳率において初経産を考慮すべきであることを示唆している。

論文全文はこちら:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39876615/