Association of Overnight Fasting Duration and Meal Frequency with Glucose and Lipid Metabolism During Pregnancy: A Cross-Sectional Study

妊娠中の糖・脂質代謝は母児の健康に大きく影響します。近年、「何を食べるか」だけでなく「いつ食べるか」という時間栄養学的視点の重要性が示されています。本研究では、妊娠中期の妊婦を対象に、夜間絶食時間と食事回数が糖・脂質代謝に与える影響を調査しました。参加者は食事に関する質問票に回答し、血液検査でグリコアルブミンやコレステロール値等を測定しました。
その結果、夜間絶食時間の平均は12.1時間、1日の食事回数は平均3.8回でした。重要な知見として、夜間の絶食時間が長い女性ほどグリコアルブミン値が低く、良好な血糖コントロールが示されました。
この研究により、食事内容や量に加えて、夜間の適切な絶食時間の確保が血糖管理に有効である可能性が示唆されました。ただし、過度な長時間絶食は有害であり、朝食摂取は重要です。個人の状況に応じた適切な夜間絶食時間の確保が必要と考えられます。

論文全文はこちら:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39876615/