森﨑 真由美
PhD, RN, PHN
家族看護学
東京大学大学院医学系研究科家族看護学分野の助教を務めている。小児期に発症した慢性疾患をもつ思春期の子どもたちの、小児から成人医療への移行支援に関する研究に取り組んでおり、彼らの生涯にわたる身体的、精神的、社会的機能を最大限に引き出すために、シームレスな医療体制を確立することを目指している。 これまでに、小児慢性疾患患者の自己管理能力と自立性を育成するための移行支援プログラムを専門家とともに作成し、その有効性を無作為化比較試験で検証している。現在は、小児慢性疾患患者の両親を対象に、両親の関わりと患者のセルフケア能力との関係を明らかにするためのインタビュー調査を行っている。 科学研究費補助金研究活動スタートアップを含む3つの研究助成を獲得し、小児慢性疾患患者の成人移行に関する論文を査読付き雑誌に発表した。また、East Asian Forum of Nursing Scholars、日本小児循環器学会など、国内外の学会で研究成果が認められている。