
麦田 裕子
PhD, RN, PHN
老年看護学/創傷看護学
東京大学大学院医学系研究科老年看護学/創傷看護学分野博士課程在籍中に日本学術振興会特別研究員(DC1)に採用され、2017年に博士号(保健学)を取得し、2017年4月より同分野の助教を務めている。 主な研究テーマは、失禁関連皮膚炎(Incontinence-associated dermatitis, IAD)の予防および管理であり、看護理工学手法を用いて研究を行っている。IADに関する研究としては、これまで、IADの動物モデルの確立、その動物モデルを用いたIADの発生メカニズムおよび治癒過程の解明を行い(修士課程および博士課程の研究)、その知見に基づいて、現在はIADの予防および治療を目指したパッドの開発を産学連携で行っている。また、大学病院での褥瘡回診や高齢者施設における皮膚調査など、スキンケアや創傷を広く対象とした調査研究に携わっている。 教育においては、学部の看護教育ならびに大学院生の研究指導に従事している。 日本褥瘡学会、日本創傷・オストミー・失禁管理学会、看護理工学会、日本看護科学学会などに所属し、また、現在、日本看護科学学会若手研究活動推進委員を務めている。