米澤 かおり
PhD, RNM, PHN, RN
母性看護学・助産学
東京大学大学院医学系研究科母性看護学・助産学分野で2016年に博士号(保健学)を取得し、同分野の特任助教を経て、2017年から助教を務めている。助産師として総合病院産婦人科での臨床経験を有している。
主な研究テーマは、新生児のスキンケア、助産学である。「赤ちゃんのスキンケアってどうしたらいいですか」という保護者の質問に、個別性を考慮したうえで答えられる根拠の構築を目標としている。特に、新生児の健やかな発育を支援するためのケアについて力を入れており、皮膚トラブルの予防や長期的なアレルギー疾患の予防に資するスキンケアの研究を実施している。 皮膚科分野・新生児看護分野、アレルギー分野の英文国際誌で第一著者として論文を発表している。その中でも新生児を対象に沐浴頻度と保湿剤の塗布による皮膚への効果を検証したRCTの論文(Effects of moisturizing skincare on skin barrier function and the prevention of skin problems in 3-month-old infants: A randomized controlled trial. J Dermatol. 2018. 45; 24-30.)は、The Journal of Dermatologyにおいて、“Most downloaded articles in 2018”として表彰された。
日本助産学会、母性衛生学会、新生児看護学会、看護科学学会、看護理工学会、アレルギー学会などに所属し、現在日本助産学会と日本家族看護学会で編集委員、看護科学学会と母性衛生学会で査読委員を務めている。