人的資源を確保し持続的な看護組織をマネジメントするためには、公平な業務割り振りが重要である。木田博士と同僚は、病院看護師の子育て属性ごとの労働状況やソーシャル・サポートや精神的ストレス状態(emotional exhaustion)の違いを検証した。新しい知見は、子供のいない看護師は、子供のいる看護師(子供の年齢に関わらず)に比べ、労働負担が多く、ソーシャル・サポートが低く、高いバーンアウトを経験していることを示した。本研究の結果は、看護組織の公平かつ平等なワークライフバランス施策に資するものである。